男性ボーカリストの苦悩、対処法
お久しぶりです。。
本当にお久しぶりです。
本当に気まぐれに書いているブログですが、、今日はちょっとしたエッセイ的な?いや、、そんな良いモノではなく、、。
画像なし、告知なし、真面目ちょっとありでつらつらと最近のことでも書いてみようかと思います。
最近の僕は、一言で言うと、、
THE、途中経過 です。。。笑
まさに今僕のバンドでレコーディング中でして、
昨日僕の歌入れがやっと終わったところです、。
きっと、これからする話は
生まれつき絶対音感を持ち、天性、ルックス、全ての運に恵まれて、自分の声が宇宙一大好きでいつも自信に満ち溢れていて、音が目に見えてわかる特殊能力を持った男性ボーカリストにはわからない話かもしれませんが
今回のレコーディングで僕はボーカリストと言う、外道の究とも言えるいばらの道すぎるこのお題について深く考えさせられました。。
と言うのも、レコーディングはオケ録り(いわゆる伴奏の録音)まではかなり順調で、なかなか満足のいく仕上がりに録れはしたのですが
いざメインのボーカルの録音になると
自分の満足以外の問題で何回も録り直し録り直し、、、
困難を極めました。(時間をかけて納得のいくものは録れました!)
その問題と言うのはご存知音程と歌い方の雰囲気。
それをプロデューサー(プロデューサーしてくれている方の話はまたのご機会に!)とうちのバンドのギターで、幼少期からピアノを習い絶対音感と言う人間のなせる技とはかけ離れた特殊能力を持った愛ちゃんと、実は半魚人のスケちゃんとなんの変哲も無い僕で話し合いながら進めていくのですが、
雰囲気はともかく、音程のズレが歌ってる僕には全くわからないのです!
明らかなズレはわかるのですが、半音の半音ズレてるとか、ピッチ修正するには15%以上も直さないといけないとか、、、。とても細かいものばかり。
はじめの方は根気強く自分の音程に対してトライし続けるのですが
それが一日それだけで8時間近く、、、。
楽器だとチューニングをすれば済む話ですが
これが自分の体である喉を使った歌となると、、、、
一生懸命歌えば歌うほど
ここが違う、あれが違う、
3、4時間をすぎたあたりでは自分の幼稚な部分が躊躇に現れて
みんなにここの音程が!とか言われても
うっさいな、自分やれや、、、としか思わなくなり、、、
5、6時間をすぎたあたりでは自分はロボット。言われた通りに歌って、無理なものは無理。クソが!!
としか思わないようになります。
そして良い感じに歌えたとしても、、、
みんな
う、うーん、、、あってるんかな?わからん、良いんちゃう?
と言う反応しかしなくて、誰も正解とは言ってくれず、
正解を求めたら
キイチくんの思ってることが正解だよ☆
と、まさに地獄で働く鬼の言葉を借りたような、堪忍袋の尾を日本刀で力任せにぶった切られるような言葉を投げかけられます。。
普段大人しくて紳士でジェントルマンなことで有名な僕でさえもそこまで精神的に追いやられました。
と
言ってもこれはレコーディングではよくある話らしく。
今回は一つの部屋で録音したのですが、
レコーディングスペースと
エンジニアさんがいる編集スペースが別の部屋とで別れている場合などでは
音程の相談などは編集スペースのエンジニアやプロデューサーのみで行われ
歌ってる当の本人にはなんの相談もなしに
ここをこうして、ああして。
と言う指示だけ告げられるそうで、、。
唯一見えるのはガラス越しに何か編集スペースで話している様子だけ。。
想像力のある人なら今このブログをここまで読むと
はらわたが煮え繰り返り、読んでいるケータイ、パソコンをへし折りたくなるぐらいストレスがたまるような話だと思います。
※このブログを読んでいて壊してしまったものや起こしてしまったことに対してキイチは一切責任を問いませんのでご了承ください。
プロデューサーの話では、
過去自身のボーカルレコーディングの時、編集室だけ底抜け落ちろ!って思いながらレコーディングしていたらしいです。
要はそのくらいボーカルレコーディングは大変なことらしいです。
まあ、本当に歌が上手であるか、音程の正確さが重要でない楽曲の場合そこまで悩まない話かもしれませんが、、。バシッと寸分の狂い無く音程を合わせられる人はきっと一握りというか、今の僕にとってとても大きな課題です。
そして、これはボーカルトレーニングを教えている先生に聞いた話なのですが
男性は声帯が分厚くて、音程のコントロールが難しい代わりに太くしっかりした音が出て
逆に女性は声帯薄くて、男性に比べて軽い音が出る代わりに音程のコントロールが容易い
と言うのが普通らしいです。
なので、きっとこのブログを読んでいる女性ボーカリストさんはあまりピンとこない話かもしれませんね。
天はね。
二物を与えないってことですね。。
どうか自分の歌に対してコンプレックスを持っている芋くさい男性読者諸君。。
そう言うことなんだ。
落ち込むだけ無駄なことなんだ。
すみません、誰にも響かない事を言ってしまいました。
とにかく、このレコーディングで音楽の奥の深さを痛感しました。
正直なめていました。笑
曲作りやアイデアだけでここまでやってきたとは思うのですが
もちろん一番と言ってもいいほど曲作りやアイデアは大切なことかもしれませんが、、
それだけではここから先のグランドラインには乗れませんね笑
まず、ピアノを一から練習し始めるつもりでいます。
本当に修行のような日々がこれからの僕を待ち受けていることでしょう。
突き詰めたい性格なので、、、笑
少しだけ話を戻しますが、
もう一つ思ったことがあります。
音程のズレや雰囲気が違うということはみんなすぐはっきりとわかるみたいなのですが、
正解はみんないまいちはっきりわからないらしいんですよね。
よくよく考えたら全部、みーーんなそうですよね。
ツイッターでたまに流れて来る政治家の文句や、テレビのニュースご意見番の話を聞いても、間違いをはっきりと指摘するのはよく見かけますが
正解なんて誰もいまいちわからないですよね笑
僕はこう思う、なんて個人の意見は話はよく耳にしますが、、
いや、皮肉で言ってるのではなくて
僕も他人のいう事をあまり信用しなかったり、粗探しをすることはよくあることなんですが、、。
そんな時鬼の言葉である
キイチくんの思ってることが正解だよ☆♫♯
この言葉に真実がある気がしました。
正解を思っている僕自身でさえはっきり正解なんてわからないんですから、、、
なんて事を考えれば、
誰のいうことも聞かず我が道を貫き通すような人に興味を惹かれる自分に納得がいきます。
きっと、我が道を貫いてる人も自分ではあんましはっきりと正解がわからないまま貫いてるのでしょうね笑
多分、、、、、。
めっちゃなんか、難しい哲学みたいな話になってしまった、、、。
今までかなりわがまましてきましたが、これからもっとわがままにやっていこうかと思います。笑
みんなも、僕の今回のブログにピンときたら、今すぐ通っている会社や学校やバイトなんかやめて好きなことだけしかしない人生にシフトチェンジした方がいい。
かもしれませんね!
もし君が本当の正解というのを知りたければ、この宙に浮くことができるキイチくんのワクワク友の会(年会費200万円)に入って周りのみんなに差をつけよう!
おやすみなさい!