運命やいかに。

KKIICHIIIのブログ

酒と泪と男と男

バンドメンバーである助ちゃんとの出会いは

蕎麦屋の配達のアルバイトから。

 

当時なかなかの先輩面で働いていた僕ですが

大阪の都心よりの蕎麦屋なので、バンドマン以外に金貸や借金もち。家なし中年や、芸人や役者の卵などが働いている

いわば面接さえ受ければ誰でもウェルカムなアルバイト。

 

もうちょっと人を見ろよと思うのですが、実はしっかり成り立っていて

出来損ないばかりが集まれど、居心地がよく

合わない人はやめていく。

 

本当に気質が合う人しか残らないアルバイトでした。

 

つまり、そんな僕も出来損ない。

出来損ないは出来損ないどうしで傷をなめ合うように仲良くなる

 

なんて結構素敵な話のつもりで書いてるんですがどうしても口が悪くなってしまいます。

 

出来損ない歴1年半ぐらい経った頃、出来損ない新人として入ってきたのが

そう、この出来損ない。助ちゃん。

 

姫路出身な上に小柄。その時は髪の毛も長くてまるで好青年

ブルーハーツが好きだってすごくドヤドヤして入ってきたのを今でも思い出します。

 

大阪にきて、調子に乗って美容室で

お任せで。と言ったらしく

 

開口一番大失敗。

 

それはまるで好青年というよりクリボーでした。

 

そんなこんなで仲良くなった助ちゃんは

実はバントをやるために大阪に出てきたらしい

 

よくいるブルーハーツに衝撃を受けて

ブルーハーツみたいな感じで

ロックンロールが大好きで突っ走るあの感じ(が当時にはありました。)が昔の自分を見てるみたいで

自分の恥ずかしい部分が全部詰まったみたいな感じで

 

バンドを新しくするにあたって

真っ先に思い立ったのがこの助ちゃん

 

本人は

おこぼれで預かった。みたいな気持ちでバンドメンバーとして今いるつもりですが

実は誰よりいいメンバーだなと思って声をかけて見たんです。

 

ですが本当に不器用な助ちゃん。

 

ここぞという時ばかり外しまくるんです。

 

はじめ、今のギターの愛ちゃんではなく

別の男の子Rくんと今は解散してしまった超イカすバンドのドラマーMさんとでスタジオに入りました。

 

助ちゃんはその時ベースで

ギターを少しかじった

というから、セッションの一つぐらいはできるだろう的なノリで

ベースを渡して入ったのですが

 

リズム感のリの字も全くなし

 

セッションだからもっと気楽に

コードだけ抑えて好きなリズムでやればいいよ

 

と言われても

 

???????

 

の文字が顔に浮かんで

 

べん

 

ベンべん

 

ベッ。。。。ブーーーー

 

みたいな雑音しかはいりませんでした。

 

その上助ちゃん

 

しまいに気分を悪くして

勝手にスタジオ出てって

前のベンチで寝てしまいました。。。。

 

大丈夫かこいつは。。。。。

 

RくんもMさんも顔を合わせて歪めてしまい。

 

結局2人とも縁がなくてバンドを一緒にやらなかったんですが

 

 

さて、残ったのはこの助ちゃん。。。。

 

どうしたもんか。。。。

 

 

 

 

とりあえず、、、、、広島にてもう一回Rくんとスタジオに入る機会があるので

 

 

ドラムがありがたい状況なのでドラムやるか?

と聞くと、、

 

 

えー〜〜みたいな顔をしました。

 

いや、今のままじゃバンドやらん

藁をも掴む気持ちでドラムを頑張ってやって、気合いを見せろ、教えるから。その練習の成果で、気合いが伝わればRくんも納得がいくやろ!お前に、俺とバンドやるために残された道はそれのみだ!!!

 

と伝えました。

 

それから1ヶ月、、、だったかな?

必死のパッチで練習に励みました。

 

Rくんとのスタジオ当日。。。。

 

ここでも助ちゃんはやらかしました。

 

練習したのに、緊張のせいか

リズムがグダグダ

ろくに叩けもしないドラムを披露しました。。

 

まじかよ助ちゃん。。。。。。。

 

 

 

それでRくんは東京にいくと決意し

僕はまたメンバー探しの振り出しに戻ったのですが

 

それでもやりたい助ちゃん。。。

 

お願いします。僕をメンバーにしてください。。。。!!!!

 

 

 

普通ならここまで結果を残さないやつはライブでも結果を出さないと判断して

相手にするだけ時間の無駄だと思い切り捨てるのですが

 

キイチくんの直感がそうは言いませんでした。

 

 

ここまでしても一緒にやりたいと言ってくるのは

自分の状況が飲み込めてないバカか、

これからどんな状況でも付いてきてくれるという証拠なのか。。。。

 

もし後者なら、

時間をかけていいドラマーになってから本当にいいメンバーになり得るかもしれない。。。。

 

 

実際は、

どんな状況でも、理解せずに付いてきてくれるバカでした。

 

パジャマドレッドヒストリー!

第一話!ここら辺で終わらしておきましょう!

 

いつか別の話をかく

 

かはわかりません!